SAFe®エンタープライズアジャイルサービス

概要

アジャイルのマインドから実践手法まで正しく理解するために、エグゼクティブ層から開発メンバーまで組織全体をカバーできる教育メニューを提供します

デジタルトランスフォーメーション(DX)とエンタープライズアジャイル

ビジネス環境の激しい変化に対応するため、さまざまな企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む中、大規模な組織でDXを推進するアプローチとしてエンタープライズアジャイルが注目されています。エンタープライズアジャイルは、ITの開発現場に適用されることが多かった従来のアジャイル手法をビジネスや経営のレイヤーにも適用し、大規模な組織において迅速な価値提供を実現し競争上の優位性を確立する能力—ビジネスアジリティを向上します。

日本企業におけるエンタープライズアジャイル実践の課題

しかし、エンタープライズアジャイルの正しい理解なしに、大規模な組織で実践することは容易ではありません。エンタープライズアジャイルの成功には、企業のビジネス戦略に基づくビジョンの設定、デジタル技術を活用したビジネスモデル変革、さらに変革を推進するリーダーの育成やすべての従業員の意識改革が必要です。

TDCソフトのエンタープライズアジャイル導入アプローチ

エンタープライスアジャイルに取り組む企業のスタートポイントはすべて同じところからではありません。どのような状態からでも取り組めるよう、TDCソフトでは欧米企業を中心に20,000社の実践経験から構成されたエンタープライズアジャイルフレームワークSAFe®(Scaled Agile Framework®)をベースにエンタープライズアジャイルを再定義し、組織とチームへの導入アプローチを強化することで、エンタープライズアジャイルを成功に導き、企業・組織におけるビジネスアジリティの向上を目指します。

フェーズ01:認知・インプット 気づく→方法を知る  フェーズ02:準備 For Enterprise(経営層、変革推進者向け) 自社の価値創造プロセスを理解する→ビジョンとあるべき姿を作る→ロードマップを作る→巻き込む For Team(現場チーム向け) 価値を定義する→チームを作る→成功例を作る→取組みの拡大  フェーズ03:実践 計画→実行→測定→振り返り のループ

2Wayアプローチの特長

  • アジャイルとは?から小さく初めて確実に成功体験を収め、組織全体への拡大を図る「for Team」アプローチ

  • 手本となるアジャイル開発チームやアジャイルコーチにコンサルタントが伴走する実践加速の「for Enterprise」アプローチ

  • 欧米の先行企業と日本企業の実践の差を埋める気づきを与えて方法を知るための独自コンテンツの提供

認知・インプットフェーズ

気付く→方法を知る
気づく

現在の状態(課題・危機感)を可視化し、「なぜ」取り組む必要があるのか?を表出化し、行動の源泉を理解します。

方法を知る

トレーニングを通じて、旧来のマネジメント方式のままで改善が進まない現実を理解し、新しいやり方、グローバルで行っている方法を知り、変革のための知識と方法を知ります。

準備フェーズ for Enterprise

自社の価値創造プロセスを理解する→ビジョンとあるべき姿を作る→ロードマップを作る→巻き込む
価値の流れを理解する

企業・組織が提供している価値がどういったプロセスを表出化し、エンタープライズアジャイルの取り組みを始める対象を決めます。企業組織の中で、どこが一番進めやすく、社内のステークホルダーの協力を得られ、成功を得やすく、顧客価値が高いところを探すことが重要な要素です。

ビジョンとあるべき姿を作る

数十人や数百人などの行動の源泉となる価値を顧客に届けるにあたっての目標を定義します。単純な売り上げ数値目標ではなく、他社と差別化する要素はなにか?を考える本質的な戦略を考える必要があります。

ロードマップを作る

ビジョン、Tobeを達成させるために必要な仕事はなにか?どの順序でどのタイミングで提供していくかの段取りを定義し、組織に関わる人がTobeに向けてどういう段取りで進むのかの共通理解を得ます。

巻き込む

既存の仕事がある中での新たな取り組みは、さまざまな障壁(リソース・余裕がない、変化することへの不安)があります。推進組織を編成し、障壁を可視化し、変革への理解を促進をワークショップやトレーニングを通じて仲間を増やします。

準備フェーズ for Team

価値を定義する→チームを作る→成功例を作る→取組みの拡大
価値を定義する

将来の組織レベルでの取り組みにむけての足がけ(トリガー)となるための1つめの価値はなにか?を検討し、その取り組みにあたるビジョン・ミッション・バリューを定義します。重要な要素は、成功しやすいものであり、ステークホルダーの共通理解とゴール(成功の定義)を定義することです。

チームを作る

成功するために必要な人は誰か?を考え、人材を集め、ビジョン・ミッション・バリューの共通理解を図り、ゴールに向けての活動を開始します。いずれ組織に展開するには、取り組みの可視化をすることが大事な要素となります。

成功させる

ゴールを超えたことを祝い、組織の中に共有し、拡大にむけての足がかりの大きな一歩とします。

拡大させる

チーム単位で増やし、成功の実績を増やす、もしくは組織に展開することを検討し、実践していきます。
変革の取り組みの認知状態を把握し、取り組みの展開方法を探りながら進めていきます。
あらためて組織展開する場合は、準備フェーズの価値の流れを理解することを改めて実践し、チーム単位での実践は止めず、組織展開する準備を進めていきます。

組織実践フェーズ

①PI Planning:計画→②イテレーション:計画、実行、測定、振り返り→③イテレーション:計画、実行、測定、振り返り→④短期的ゴール→⑤長期的ゴール:企業・組織におけるビジネスアジリティの獲得 ②③④:3カ月で一定の成果を目指し繰り返す
実践する(計画・測定・振り返り)

最初に高い目標を掲げてしまうと、疲弊・瓦解してしまう可能性が高いため、組織の現状を理解しながら徐々に改善できる取り組みを増やしながら、変革に向けて実践を続けます。
チームだけでなく組織の取り組みを継続的に振り返り、成長サイクルを獲得できる仕組み作りを実践します。

エンタープライズアジャイルの取り組み事例

  • SAFe®(Scaled Agile Framework®)は、米国Scaled Agile, Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。

  • 記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

  • TDCソフトは、Scaled Agile, Inc. のパートナー制度 Scaled Agile Partner Program の Scaled Agile Gold Transformation Partnerです。

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